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地域で生活2 〜王子養護学校の卒業生を応援する会『ヴイの会』〜


 前回のブログに引き続き、今回もヴイの会の障碍者の「働く場」づくりについてお知らせしたいと思います。

 次の紹介はエコに取り組むお仕事。環境を守るために貢献できることは何かと考え、古本販売の仲介業を始めました。「お電話1本、1冊から買い取りに伺います!」のビラを配り、本を買い取った後は、分類したり磨いたりして売れる商品にまで仕上げます。そして、その商品を全国にチェーン店のある某古本屋さんに買い取ってもらいます。フットワークの軽さが自慢だそう。

 もう一つのお仕事、おいしい自然食が食べられる食のスペースを提供。40-50代の障碍者の中には、親が高齢となり食事を作れなくなってしまったという家庭もみられます。彼らの食事はどうしても高カロリー・濃い味のお弁当になってしまうため、糖尿病や高血圧など様々な健康不安がでてきています。そういった状況に対応するため、近くの大学や栄養士さんと共同で気軽に立ち寄れるレストランを立ち上げました。その名も「ダイニング街なか」もちろん、そこで障碍者も働いています。昼食をいただいてきましたが、オシャレなお店で、おいしい玄米ご飯(自慢の一品だそう・・)野菜いっぱいのランチは久しぶりでした。会社の近くにできたら、毎週は通っているはず!

 あと「働く場」とは別ですが、月1回決まったお店で開催される飲み会(?)やサークル活動などの余暇支援も行っています。ここでは、安らいだり、くつろいだりする「ひととき」もつくっているのです。

 「障碍のある人が地域で生活していくために必要なものをつくるとこうなった」と小島さんは言います。地域で障碍のある人・ない人など、様々な人が共に生きるということは、まさにこのことだと思います。これが地域福祉!私がかつて教科書で学んだことが、実践としてここにはありました。

 「ここは、彼らの笑顔とか雰囲気とかそういう言葉では表せない価値をパンにのせて売って上手くいった例。彼らの価値は私たちだけで一人占めしてはいけない。多くの人がその価値を受け取れる機会を提供しなきゃ。彼らを囲っちゃいけない」小島さんのこの言葉は、私たち福祉専門職に向けたメッセージでもあるような気がします。