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1240キロの旅


行ってきました。京都。「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議」に参加してきました。4年前に横浜で開催されたようで、今回はその4年間で進展した研究や活動の成果が発表されたようです。ユニバーサルデザインとは、できる限り多くの人が利用可能であるよう意図して、建築や機器だけでなく、環境、空間などをデザインするものですが、この大会ではもう少し踏み込んで、人間性や社会環境、こころ・・というところまで議題になっているように感じました。

高齢者や障害者によりがちですが、子供や妊婦やまたは外国人など、性別や年齢などに関係なく、マイノリティーな人たちへも使いやすいデザインを考えないといけない世の中になってきたのは、グラフィックデザイナーとしても考えていかなければいけないことが沢山あるように思いました。(まずは名刺の文字を大きくしよっと・・)

アフガニスタンから参加された方が、質疑応答の中で、ユニバーサルデザインがどうとか言っていられない環境に国が置かれていることを訴えていたのが印象的でした。紛争や地雷で足を奪われ、数の少ない義足に頼り、それでも整備されることのない道を歩きながら生活する国。それよりもやらなければ行けないことは沢山あるのだろう・・彼はその中でも、きっと恵まれた環境にいるのかもしれない。だからユニバーサルデザインの必要性を考えられる余裕があったのかもしれない。この会議に(先進国に)訴えたいことは沢山あるように感じ、考えさせられた。そして、私たちがこの先にまだまだやらなければいけないことが沢山あることもわかりました。そういう意味で、今の日本はやっとその入口まできたのかもしれない。企業が、国民が、国家が、もっともっとバリアフリーになっていくことを願うばかりです。

それと、ある会社の方にこういわれました。「あなたは障がい者になったことで私たちより数年先にいっている」「障がい者になってよかったね!」と元気に明るく言われました。全く同感です。普通なら怒るかもしれないが、私にはそう言ってもらって嬉しく感じました。なってみないと分からないことは沢山あるし、やってみないと気が付かないことは沢山あります。実体験として実感しないと納得がいかないし、理解したくなかった性格の自分としては、障がい者になれたこと、この仕事に進んでいくことを決めたことに、あらためて幸福感をおぼえました。そう考えていて、そう言ってくれる人達がこの会議には沢山来ているんだな・・・と。しかし、世の中にはまだまだほとんど一般人には知られていないこの世の中の流れ、動きに、貢献できる企業にはやくならねばと感じました。

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