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色の認識
先日、会社で行なった検証の関係で、
先天性の全盲の方と一緒に歩く機会がありました。
この機会に、前々から気になっていたことを伺ってみました。
「色の認識はどのようにされているのですか?」と。

例えば、お皿やコップなどの物体や、○△□球など形が決まっているものは、視覚的な情報がなくても手で触れることで、または耳で聞くことで、その実体概念を頭のなかに組み立ていらっしゃるのかもしれません。

しかし「色」は手で触れることができないし、音もありません。


「色」というものをどのように捉えていらっしゃるのか伺ってみたところ、
「青」は空の色・海の色…
「緑」は森の色・草の色…
「赤」は血の色・林林檎の色…
というように、他の物質や知識と結びつけてインプットされているとのことです。


「それはみんなが、『酸素』とか『窒素』とかを理解する場合と似ていますか?」と質問してみました。
酸素や窒素も一定の形が存在しないし、目でも耳でも捉えることはできません。ただ、「酸素や窒素は空気を構成するもの・・・」というように、他の物質や知識と結びつけてインプットされていると思います。

一緒に歩いていた方は「その感覚に近いかもしれません」とおっしゃっていました。


「じゃあ、ちなみに『愛』とか『夢』とか、『やさしさ』とか、そういった抽象概念を理解する場合にも近いですか?」とお聞きしたら、

「そうですね〜。そうかもしれないですね〜。でも、どうだろうな〜」と
微笑みながら、首を傾げていらっしゃいました(笑)。



様々な立場の方の、いろいろな物事への認識や感じ方を少し感じられた気がします。



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