HAL(Hybrid Assistive Limb)
「HAL(Hybrid Assistive Limb)」。先週の「情熱大陸」でやってましたね。これ、もう2年ぐらい前から研究していたのは知っていて、早く商品化されないかな・・着てみたいな・・と思っていたモノ。「からだに装着することによって人間の身体機能を拡張、増幅、強化するロボットスーツ」ということなので、私のような下肢障害のある人間でも、うまくいけば山に登ったり、もしかしたら走ったり出来るかもしれない、夢のロボット技術。開発当初は大きすぎでしょ・・と思っていたのだが、次に見たときにはSF映画に出てきそうなシンプルなデザインになっていた。いつか私も研究所に連絡して着てみたい!と思っていたら、思う人は沢山いるようで、番組では小児マヒで子供の頃に片足が動かなくなった方がソレを付け、45年ぶりに思い通りに動かせた瞬間が放映されていた。感動だろうな・・私はたかだか5年間不自由な暮らしをしてきただけだが、45年たっても動かそうと思うと信号がいく脳と体もスゴイが、それにきちんと反応したこのスーツもスゴイ。

NHKでちょっと前に見たのだが、これを米軍が兵士に利用できないか・・という問い合わせがあったそうだ。山海嘉之(さんかいよしゆき)先生はこれを断ったそうだ。当然でしょ。もう、すぐに戦争兵器につながる人類とは、いったい何なんだろう・・でも、結局、アメリカは独自に開発をしているようで、重い荷物や重い機関銃を持てるようになって、兵士一人一人が戦車のような役目が出来るようになるだろう・・とコメントしていた。ま、使い方を間違えればこのHALも犯罪に使われるかもしれない。ATMごと持って行く老人とか、築地あたりから、デカイマグロを持って行く障害者が出てくるかもしれない(←発想が貧困)。

冗談はともかく2008年には量産体制に入るこの商品。最初は500体ぐらいと言っていたが、2,3年後には何十万単位で世の中に出ていくかもしれない。さらにシンプルに軽量化されたら(例えば服を着ていても分からないぐらいになるとか)いろいろな犯罪が起こるかもしれないのでは?とそんなことばかり考えてしまうのは私だけか。

リハビリで何とかなりそうな人は、がんばってこれを付けない方がいいに決まっているが、お年寄りでも、障がい者でも、これを着て元気に外に出れる人が多くなればすばらしいことだ。いつも考える、障がい者が外に出たくなる「何かのきっかけ」になるアイテムであることに間違いない。ただ、良い利用方法だけで広まることを祈る。

CYBERDYNE株式会社
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